「家がゴミ屋敷状態になっている」
「近所にゴミ屋敷がある」

そんな人が心配するのが「ゴミ屋敷が引き起こす火災」ですよね。

そもそも、どうしてゴミ屋敷は火災を引き起こしてしまうのでしょうか?

ゴミ屋敷の火災ににはどのように対処したら良いのでしょうか?

本記事では、ゴミ屋敷の火災について悩んでいる方のために、

  • ゴミ屋敷火災の実際の事例
  • ゴミ屋敷火災の原因
  • ゴミ屋敷火災の対処法

について徹底解説していきます。

本記事を読めば、ゴミ屋敷火災が起こる前に、正しく対処することができるようになるでしょう。

役立つゴミ屋敷火災の情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧下さい。

ゴミ屋敷が起こした火災事例3つ

ここでは、実際に起こったゴミ屋敷火災の事例を3つご紹介します。

2015年 愛知県

愛知県豊田市で25日(2015年8月)夜、ゴミ屋敷から出火し両隣の住宅までが全半焼する火災があった。過去に5回もボヤ騒ぎを起こし、近隣住民が心配していた矢先で、「モーニングバード!」も2か月前に家主を直撃取材して取り上げていた。
出典:https://www.j-cast.com/

2015年愛知県豊田市に住む男性宅であるゴミ屋敷の火災が起こりました。

火災が起きた原因は、出火元となる男性宅の屋外に溢れるほどのゴミが溜まり、ゴミ屋敷であったために、豊田市は火災が起こる前から対策を行っていたそうです。

その対策も虚しく、結果的に火災が起こり、ゴミ屋敷はもちろん隣接民家も延焼し、木造2階建て住宅2棟が全焼する大きな火災となりました。

この大火災が起こる以前にも、5回のボヤ騒ぎが起こっていたと言います。

そのため、隣家の住人は度々の火災のリスクを感じていたそうです。

調べによって分かった火災の直接的原因は、「蚊取り線香」を使用したことで、ゴミに引火したことが判明しました。

また、豊田市によると、この家の住人となる男性は、2003年からゴミを持ち帰り集め始めたと言います。

また、2010年と2013年には行政代執行により72.5トンものゴミを撤去したものの、その後もゴミが溢れる状態となり、再び対策を進めていた最中に起こった火災だったそうです。

この火災により、ゴミ屋敷住人となる男性はかろうじて逃げることができ命を落とすことはありませんでした。

また、隣家の住人も無事だったそうです。

2016年 福島県

心配されていたことが起きてしまった。福島県の郡山地方広域消防組合によると11日午後11時26分ごろ、郡山市菜根4丁目で建物1棟が全焼する火事が発生した。
出典:https://www.excite.co.jp/

2016年、福島県郡山市でゴミ屋敷から出火し、ここに住む男性が死亡するという事件が起こりました。

実はこの福島県郡山市のゴミ屋敷はメディアでも紹介されるほどの問題となっており、郡山市も行政代執行によってゴミを強制撤去していたようです。

そして、撤去の際は隣家など近隣住民の火災による不安が解消した声も報じられていました。

しかし、それも一時的なもので、強制撤去後も再びゴミ屋敷化し、その結果、大火災を引き起こしてしまいました。

隣家の住人に被害は及びませんでしたが、ゴミ屋敷の住人の尊い命が失われた大火災でした。

2017年 福島県

昨日(2017年3月6日)21時40分ごろ、福島県いわき市平正内町国道6号沿いの通称「平のゴミ屋敷」で火災が発生しました。
木造2階建て住宅1棟を全焼し約1時間10分後に鎮火したようです。
出典:https://www.machipedia-iwaki.jp/

2017年福島県いわき市で起きたゴミ屋敷からの出火により、国道6号線が大渋滞を引き起こした事件です。

これは、いわき市のゴミ屋敷に住む78歳の男性宅からの火災により起こりました。

直接的な原因は伝えられていませんが、おそらく長年溜め込んだゴミ屋敷のゴミに引火したことが原因であると考えられます。

この火災による死者はいませんでしたが、国道6号線が一時車線規制を敷かれるなど、大渋滞を引き起こしました。

ゴミを溜め込むことで火災が起こるとは、実際にゴミ屋敷に居住する住人は深く考えていないケースがほとんどです。

そのため、自身の家がゴミ屋敷化していると感じる場合は、早急な対応が必要であると言えるでしょう。

ゴミ屋敷による火災の原因5つ

ゴミ屋敷による火災の原因は大きく分けて5つです。

  1. 燃えやすいゴミに引火
  2. 大きなゴミに引火
  3. トラッキング火災
  4. 放火による火災
  5. タバコによる引火

それでは詳しくみていきましょう。

原因① 燃えやすいゴミに引火

ゴミ屋敷火災の原因の1つ目は「引火」です。

理由は、ゴミ屋敷のゴミが溢れ出していることで、何らかの原因によってゴミに引火する恐れがあり、あっという間に大量のゴミに燃え移るからです。

例えば、ゴミからガスが発生し、ゴミの中にマッチやライターがあった場合はそれらに引火することが考えられます。

そして、火の勢いは一気に広がってしまいます。

その結果、火元となるゴミ屋敷のみならず、近隣住宅にも大きな被害を及ぼしてしまうでしょう。

このように、ゴミ屋敷には基本的に燃えやすいものが非常に多く、火災が起こってからでは対処不可能となるため、早急に片付けを行うなどの対処が必要であると言えます。

原因② 大きなゴミに引火

ゴミ屋敷火災の原因の2つ目は「大きなゴミに引火」です。

理由は、小さなゴミでもそれらが長年積み重なり、大型のゴミを溜めこんだことで、本来の通り道を塞いでしまっているからです。

例えば、ゴミにも重量があり、細かく小さなゴミが積もることで重量のある高い壁ができてしまいます。

そして部屋の出入口を塞いでしまうこともあるでしょう。

そうすると、もしも火災が起こった場合は逃げ遅れてしまう可能性があります。

このように、ゴミ屋敷には小さなゴミだけではなく、小さなゴミが積もってしまった場合や、大型ゴミが出入口を塞ぐことにより、火災が起こった場合は逃げ遅れてしまう恐れがあるということを理解しておかなければなりません。

原因③ トラッキング火災

ゴミ屋敷火災の原因の3つ目は「トラッキング火災」です。

理由は、長年片付けや掃除を行わないために自然とチリやホコリが降り積もってしまうからと考えられます。

例えば、テレビやパソコンの他、冷蔵庫や洗濯機などのコンセント付近に大量のホコリが積もっている場合はより危険性が高くなります。

引火の際はホコリに着火するトラッキング火災を起こす可能性があると言えるでしょう。

このように、ゴミ屋敷にはゴミ以外にもホコリが溜まっているために、さらに火災を誘発することにつながるということを理解しておきましょう。

原因④ 放火による火災

ゴミ屋敷火災の原因の4つ目は「放火」です。

ゴミ屋敷は放火魔のターゲットになりやすいです。

理由は、ゴミが多く溢れかえっているため、放火魔が「あのゴミ屋敷を燃やしたらどうなるのだろう。たくさん燃えそうだから燃やしてみたい」と目をつけやすいから。

例えばゴミ屋敷は近所でも有名になりますので、放火魔の耳にも入りやすく、簡単にターゲットにされてしまうのです。

放火魔からしたらゴミ屋敷は燃えるものの多い絶好のターゲットですので、放火によってゴミ屋敷の火災が引き起こされてしまいます。

原因⑤ タバコによる引火

ゴミ屋敷火災の原因の5つ目は「タバコによる引火」です。

ゴミ屋敷の住民によるタバコの不始末、またはゴミ屋敷周辺でのタバコの不始末により火災が引き起こされてしまうからです。

実際にタバコの不始末による火災は年間約45000件発生しています。

特にゴミ屋敷は燃えるゴミが多いため、タバコの火がすぐに燃え広がってしまいうのです。

近年では多くの自治体でタバコのポイ捨てを厳しく取り締まっていますが、これは実際にタバコの不始末が原因でゴミ屋敷などの火災を多く引き起こしているためです。

 

近所のゴミ屋敷の火災を防ぐための対策法5つ

ここでは、近所にゴミ屋敷がある人のために、ゴミ屋敷の火災を防ぐための対策法5つご紹介します。

近所のゴミ屋敷の火災を防ぐための対策法はこちらの5つです。

  1. 自治体に相談する
  2. ゴミ屋敷の家主に相談する
  3. 片付け業者に片付けを依頼する
  4. 火災報知器を設置する
  5. 火災保険に加入する

それでは、一つ一つ詳しく解説していきます。

対策① 自治体に相談する

近隣にゴミ屋敷となる家があると、火災が起こるのではないかと不安な日々を過ごすことになりますよね。

そのような時は、ゴミ屋敷の住人以外にも、近隣に住むあなたが自治体に相談し、解決策を委ねてみましょう。

理由は、ゴミ屋敷のゴミが燃えて火災に発展する恐れがあるからです。

例えば、ゴミ屋敷に住む本人が片付けをしないまま過ごすことで、ストーブからの引火やねずみなどによる漏電火災、さらには放火される恐れがあります。

このように、何らかの原因によってゴミ屋敷が火災になり、近隣に住むあなたにも被害が及ぶことを防ぐためにも、できる限り早い段階から自治体の力を借りることが大切です。

対策② ゴミ屋敷の家主に相談する

ゴミ屋敷化した家の中には、その家の持ち主である住人が居住しています。

そのため、まずは居住している住人に対し、火災を予防するためにもゴミ屋敷の片付けを行うよう促し、相談するようにしましょう。

理由は、たとえゴミであっても、それはゴミ屋敷に住む家主の財産とみなし、無断で近隣住民が敷地内に侵入することが不法侵入とみなされてしまうからです。

例えば、ゴミ屋敷の住人に相談し、自身で片付けを行うよう促すのももちろん、もしも自身だけではどうしても片付けができない場合は、専門業者へ依頼するよう促すこともできます。

このように、ゴミ屋敷が火災になる前に、ゴミ屋敷に居住する住人に相談を持ち掛けてみることが大切です。

対策③ 片付け業者に片付けを依頼する

ゴミ屋敷に居住する人、またその近隣に居住する人にとって、ゴミ屋敷にいつ火災が起こるか不安に感じる日々を過ごす方も少なくありません。

ゴミ屋敷の状態がひどい場合は、ゴミ屋敷片付け業者に片付けを依頼するのが一番。

ゴミ屋敷のゴミからガスが発生し、何らかの原因で引火し火災が起こる、あるいは他人からの恨みにより放火され、火災が起こるという恐れがあるからです。

例えば、火災が起こる前に片付け業者に依頼し片付けを行っていれば、火災は簡単に予防することができます。

このように、自分では片付けられないほどのゴミの量になってしまった場合は、もはや自分自身でゴミを片付けることは不可能です。

未然に火災を予防するためにも、専門の片付け業者に依頼するようにしましょう。

対策④ 火災報知器を設置する

近所にゴミ屋敷があり、火災が発生するかと不安な場合は、まずは自分の自宅に「火災報知器」を設置しましょう。

理由は、火災報知器は、熱や室内の煙を感知することで警報が鳴り、ゴミ屋敷に住む住人のみならず、近隣住民にも火災を知らせてくれるからです。

例えば、ガスを使用するカセットコンロ、たばこの不始末、暖房器具の誤った使用法により火災が起こった場合、火災報知器があれば少ない煙であっても感知するため、大きな火災につながることを防ぐことができます。

このように、火災報知機を設置することで、ゴミ屋敷の中で火種となる原因を早期発見することができます。

さらに、火災による死亡者やケガ人の被害を最小限にすることができるでしょう。

火災報知器は命を守るための有効な方法のため、二度とゴミ屋敷にならないためにも設置することが大切です。

対策⑤ 火災保険に加入する

ゴミ屋敷からの火災によって被害を被る可能性を考慮し、火災保険に加入しておきましょう。

理由は、失火責任法により失火元に重過失がある場合は、火災保険適用とならず、近隣住宅が被害を被っても何の保障もしてもらえないからです。

この場合、ゴミ屋敷の住人側も保険適用とならない可能性があります。

例えば、ゴミ屋敷の住人が「寝たばこをしていた」「蚊取り線香をたいていた」「ストーブを消し忘れていた」など、少し気を付けていれば防げた火災については保険適用外とみなされます。

このように、ゴミ屋敷からの火災によって被害を受けることや、自身の家屋を守るためにも、自らが火災保険に加入しておくことが最善の方法であると言えるでしょう。

まとめ

今回はゴミ屋敷の火災事例と対処法についてご紹介しました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。