「不用品の処分」は引越しで悩みますよね?
まだ使えるけど、引越し先のスペースを考えると、持ち込めないものもあることでしょう。
そこでここでは
- 引越しで出る不用品の回収・処分の方法
- 引越し時に困るよくある不用品と回収・処分の方法
- 引越し会社の不用品回収サービスと気になる価格
- 引越しで出る不用品を専門業者に依頼する方法
について解説していきます。
引越しの予定がある方は、ぜひ参考にしてくださいね!
この記事の目次
引越しで出る不用品回収・処分の方法を7つ紹介
引越しの際に困る不用品の回収・処分の方法を、それぞれのメリットとデメリットを合わせて紹介します。
リサイクル店に売る
引越し時の不用品はリサイクル店に売りましょう。
引越しの荷物をまとめているとき「まだ使えるのに・・・」と捨てるのに気が引けることがありませんか?
そのようなときはリサイクル店に売る方法がおすすめです。
メリット
処分の費用を抑えることができ、臨時収入になることも。
デメリット
持ち込んだものの、引き取ってくれないこともあり。
事前に持ち込みたいリサイクル店に脚を運んで、どのようなものを取り扱っているのか?リサーチしておくと取り越し苦労になりません。
リサイクル店で売れなかったときの対処法も考えておきましょう。
フリーマーケットに出品する
引越し時の不用品処分はフリーマーケットに出品することもおすすめです。
使えるものは、フリーマーケットに出品して臨時収入にしましょう。
メリット
意外なものが高額で売れて臨時収入になることも。代表的なフリーマーケットは、ヤフオク、メルカリ、ラクマなどです。
事前に出品したいフリーマーケットをリサーチしておくと、いくらで販売できるのか?どのようなものを扱っているものが把握できて良いですね。
デメリット
必ずしも売れるとは限らないことと、梱包や発送などに手間と時間がかかることが難点です。
万が一、出品した不用品が売れなかったときの対処法も考えておきましょう。
友人・知人・家族に譲る
引越し時の不用品は友人・知人・家族に譲ることもおすすめです。
メリット
友人・知人・家族に譲ることは、使ってくれる人の顔がわかるという安心感があります。
SNSなどを利用して、声かけしてみるとよいですね。
デメリット
家具や電化製品など大型のものは、家まで運ぶのが大変だという点。
お互い負担のない方法を話し合っておきましょう。
また、譲るときは「ありがた迷惑」にならない程度にしたいですね。
寄付する
引越し時の不用品は寄付することもおすすめです。
寄付という形で第三者に譲渡することもできます。
寄付先は行政などが受付けている場合と、慈善団体が寄付を受付けている場合があります。
メリット
なんといっても社会貢献できる点!
デメリット
送りたい不用品の梱包や発送などに手間と時間がかかる点。
不用品を受け取ってくれないときの対処法も考えておきましょう。
自治体の粗大ごみとして処分する
引越し時の不用品の処分は自治体の粗大ごみとして処分することもおすすめです。
リサイクル店やフリーマーケットで売る、知り合いに譲る、寄付するなどの方法で処分できない場合は、思い切って自治体の粗大ごみとして処分しましょう。
自治体によって、一般ごみと粗大ごみ(不燃ごみ)の取り扱い方法が異なるので、ホームページや広報誌で確認することがポイントです。
メリット
比較的低価格で処分することができる。
デメリット
粗大ごみの日が決まっている自治体が多い。
引越し日に合わせて処分できるよう、リサーチしておきましょう。
引越し会社に依頼する
引越し時の不用品の処分は引越し会社に依頼することもおすすめ。
引越し会社の中には引越しの前後に発生した不用品を引き取ってくれるサービスを提供している場合もあります。
メリット
不用品を自分で処分する時間がなかなか取れない場合、引越し日にまとめて処分することができる。
デメリット
引越し会社によって、不用品回収の対応が異なること。
引き取ってもらえないものもあります。
引越し会社に依頼するときに、何を回収してくれるのか?確認しておきましょう。
不用品回収のプロに依頼する
引越し時の不用品の処分は不用品回収のプロに依頼することも視野に入れましょう。
不用品回収のプロに頼めば、まとめて不用品を処分することができます。
「忙しくて不用品の分別をする時間がない」
「お金をかけても良いから手早く不用品を処分したい」
という方は、不用品回収のプロに頼むのがベストです!
メリット
不用品の種類は問わず家電リサイクル法に該当する品物でも回収してくれる。
デメリット
価格が高め
処分したい不用品の量がどのくらいあるか?確認してから依頼しましょう。
引越し時に困るよくある不用品の主なものと処分・回収の方法
ここでは引越しのときによく出る不用品の種類と処分・回収方法を紹介します。
家具
引越し時の不用品で最も困るものの一つが家具ではないでしょうか?
引越し先のスペースが狭くて、仕方なく処分しないといけないことも。
代表的なもの
ベッド・ソファー・本棚・机・マットレス・物干しなど
おすすめの処分・回収方法
- 粗大ごみとして捨てる
- リサイクル店に売る
- フリーマーケットに出品する
- 引越し会社にお願いする
- 不用品回収のプロにお願いする
- 買い替え時に処分するものを引き取ってもらう(一部の店舗でサービスがあり)
電化製品
電化製品も引越し時の不用品で困る、代表的なものですね。
引越しを機に新しいものに買い替えて、心機一転!と思う方もいるかと思います。
電化製品の中には、法律で処分する方法が定められているものがあるので注意しましょう。
代表的なもの
洗濯機・冷蔵庫・テレビ・エアコン・電子レンジなど
おすすめの処分・回収方法
- 粗大ごみとして処分する
家電によってはリサイクル料金がかかるものがあるため要注意!
リサイクル料金については、家電リサイクル法で定められています。
きちんと支払わなければ違法になってしまうため要注意です。 - リサイクル店に売る
- フリーマーケットに出品する
- 引越し会社にお願いする
- 不用品回収のプロにお願いする
- 買い替え時に処分するものを引き取ってもらう(一部の店舗でサービスがあり)
参考URL:経済産業省「4品目の「正しい処分」早わかり」
書籍
読まなくなった本がどんどんたまっていって、放置していることはありませんか?
不用な書籍は処分してしまいましょう。
代表的なもの
漫画・小説・ビジネス文書・ハウツー本・辞書・雑誌・CD・DVDなど
おすすめの処分・回収方法
- リサイクル店に売る
一般的な処分方法です。「お店で売る(店頭買取)」と「お家で売る(出張買取・宅配買取)」の2つの方法があります。話題の本は高く売れる傾向があります。
店舗によってサービスが異なるので、ホームページなどで確認しましょう。 - フリーマーケットに出品する
- 新聞、古雑誌回収日に処分する
衣類
衣類も引越し時に出る不用品です。
引っ越しの片付けの際、着なくなった洋服や昔使っていた小物などが多数出てくることがありませんか?
着ない服は思い切って処分してしまいしょう。
代表的なもの
コート・上着・ボトムス・セーター・トレーナー・シャツ・カバンなど
おすすめの処分・回収方法
- リサイクル店に売る
- フリーマーケットに出品する
- 寄付する
- 古布として廃品回収の日に処分する
- 引越し会社にお願いする
- 不用品回収のプロにお願いする
自転車
パンクしたまま乗らなくなってしまった自転車はありませんか?
自転車の運搬はコストがかかるため、古い物は引っ越しの際に思い切って処分する方がよいこともあります。
処分する前に防犯登録を抹消しておきましょう。
おすすめの処分・回収方法
- 大型ごみとして処分する
- 引越し会社にお願いする
- 不用品回収のプロにお願いする
引越し会社の不用品回収サービス
ここからは、引越し会社の不用品回収サービスについて紹介します。
引越し会社に不用品回収を依頼するときの参考にしてくださいね!
価格は引越し会社によってさまざまなので、各社ホームページなどで確認してください。
サカイ引越センター
- エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機を有料で処分してくれる
- タンス・ソファー等の不用品回収は行っていない
- ピアノの処分をヤマハピアノサービスにて、買い取りや処分の査定をしてくれる
- ブランド品やまだ使えそうな家電製品の買い取りをしてくれる
参考URL:サカイ引越センター不要品買取サービス
日本通運
- 不用品(粗大ゴミ)の引き取りは要相談
- 一般的な家庭ごみは引き取ってもらえない
参考URL:引越しは日通
ヤマト
- 冷蔵庫・洗濯機など家電類(製造より6年以内)の買い取りをしてくれる
- 購入より6年以内の家具の買い取りをしてくれる
- 雑貨などの買い取りをしてくれる
- 一部ピアノについては買い取りが可能
- 布生地製品の家具類(カーペット、カーテン、マットレス、布団など)の買い取りはしていない
- エアコン、ブラウン管テレビ、パソコン、プリンター、ガスコンロ、ヒーター/ストーブ、コタツ、OA機器などの買い取りはしていない
- 貴金属、金券、美術品/絵画/骨董品、ブランド品、バッグ、靴、衣類、ゴルフセット、スキーセット、スノーボード、タイヤ、ゲームソフト、オルガン、健康器具などの買い取りはしていない
参考URL:ヤマトホームコンビニエンス
アーク引越センター
家電リサイクル4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)は有料にて回収してくれる。
参考URL:アーク引越しセンター「不用品の処分」
アリさんマークの引越し社
- 不用品回収のプロや買い取り業者との間に入って処分の代行を行ってくれる
参考URL: アリさんマークの引越し社
アート引越しセンター
- 不用品処分に関しては非対応
参考URL: アート引越しセンター「家電製品の処分について」
引越し時の不用品回収は専門業者を利用する方法も
引越しの期日が迫っていて処分できない場合は、思い切って不用品回収のプロに頼む方法があります。
不用品の種類を問わず家電リサイクル法に該当する品物でも回収してくれます。
料金の目安
料金設定の方法は
- 品物によって料金を決めている場合
- 処分する不用品の量によって料金を決めている場合
があります。
品物によって料金を決めている場合は、「テレビならいくら」と不用品の種類によって決めています。
小家族や一人暮らしで不用品もそれほど多くないという方は、1点ずつ費用が決まっている業者にお願いする方が引越し費用を抑えることができます。
処分する不用品の量によって料金が決まっている場合とは、トラックの大きさで料金が決まるタイプです。
家族で一戸建て住宅やマンションに住んでいるという方で、大量の不用品がある場合は、こちらの処分の方法をおすすめします。
2トントラック1台分で35,000〜60,000円が相場のようです。
不用品回収業者の選び方
不用品の種類を問わず、引越し日と同時に回収してくれるのがさすが不用品回収のプロです。
許可・免許がある不用品回収のプロを選びましょう。
トラブルを避けるためには、許認可番号を公表している業者を選ぶことが大切です。
一方で、無許可の業者の見分け方は
- 街中を大音量で巡回
- 空き地で回収
- チラシを配布
- インターネットで広告
などで無料回収をうたう業者です。
中には廃棄物の収集や処分を無許可で行う業者がいます。
無許可の業者に引き渡すと、法を守った適正な処理の確認が出来ません。
不法投棄、不適正処理、不適正な管理による火災などの事例が報告されています!
また、高額請求トラブルも発生しています。
はじめは無料と言っていたのに、荷物を積み込んだ後に「全てが無料ではない」と高額の請求をするという悪質な業者とのトラブルも発生しています。 正しいリサイクルで環境だけではなく、自分の身も守りましょう。
参考URL:経済産業省家電4品目の「正しい処分」早わかり
引越し業者の不用品回収と不用品回収業者の対応比較
最後に、引越し業者の不用品回収と不用品回収業者の違いを比較していきます。
引越し業者の不用品回収
引越し業者は、引越しをメインにしており、引越し作業中に出た不用品を引き取っています。
家電4品目・一部家具・CD・書籍・洋服など業者によって不用品の回収対応は異なり、事前に確認する必要があります。
そのため、全ての不用品を回収してくれるわけではありません。
また、引越し業者の不用品回収は「引き取り」と「買い取り」の2種類が存在するため、その確認も必要です。
料金は自治体よりはかかりますが、不用品回収業者よりはリーズナブルになります。
引越し同日に不用品を回収してほしいときにおすすめです。
不用品回収業者
不用品回収業者は、言葉の通り不用品の回収をメインとしています。
引越しは基本的に請け負っていませんが、業者によっては不用品回収後に引越しを手伝うところもあります。
一軒家やマンションへの引越しには向きませんが、単身赴任や1人暮らしでものが少なければ対応できるでしょう。
不用品の回収対応は家電4品目・その他家具・家電・粗大ゴミ・生活ゴミなど、引越し業者より遥かに多いです。
不用品が少量であれば「品目ごと」、不用品が大量であれば「積み放題プラン」と状況に応じて選択できます。
ですが、高額請求や不法投棄などをする悪徳業者が多いため、見極めるために相見積もりや事前の調査が必要です。
料金は、自治体や引越し業者より高額になるので、大量の不用品がある場合に利用するといいでしょう。
忙しい方や急ぎの方は自分都合で依頼できるのでとても便利です。
まとめ
- 引越し時の不用品の回収・処分の方法
- 引越し時に困る不用品の代表的なものと処分・回収の方法
- 引越し会社の不用品回収サービスについて
- 不用品回収のプロについて
解説しました。
引越しは人生の一大イベントでかつ、予想以上に費用がかかるものです。
手持ちの予算・時間と相談しながらベストな方法を選ぶようにしましょう。
引越し時に出る不用品の処分・回収は計画的に進めて、新生活を気持ちよく過ごして下さいね。