部屋をゴミ屋敷にしてしまうのは圧倒的に女性が多いのをご存知ですか?
では、どのような女性が部屋をゴミ屋敷にしてしまうのでしょうか。
今回はゴミ屋敷を作り出してしまう女性の特徴と実際の事例を解決法を一緒にご紹介します。
この記事の目次
部屋をゴミ屋敷にしてしまう女性の特徴
ここでは、部屋をゴミ屋敷にしてしまう女性の特徴をみていきましょう。
ゴミ屋敷の住人には看護師の女性が多い
家がゴミ屋敷化してしまう住人の多くは「看護師」として働く女性に多い傾向にあります。
これは、精神的にも負担がかかる仕事であり、ストレスを抱えることが多いからという理由が考えられます。
例えば、夜勤をして昼夜逆転生活をしていると、自宅で料理を作ることもなく、ついコンビニ弁当やスーパーのお惣菜に頼る生活。
そして、昼間は寝てしまうため、そのゴミが昼間の間に捨てることができず、箱などがそのままその場に捨てられ、ゴミを捨てる時間もなく家の中に溜まってしまうという悪循環を繰り返すことになるでしょう。
このように、ゴミ屋敷の住人は、ストレスを抱えやすい専門職に就いた女性に多くみられると言えます。
ゴミ屋敷の住人には役職のある女性が多い
ゴミ屋敷の住人に共通して言えることは、役職ある職業に従事する女性に多いと言われています。
これは、人の上に立って仕事をこなすキャリアウーマンは、仕事と育児を両立させていることが多く、多くのストレスを抱えているためです。
例えば、人のお世話をする立場になる役職が就いた女性は、仕事上では部下に対し様々な仕事のスケジュールを立てる、一方で日常的な家事や子育て、さらには親の介護まで、二足の草鞋を履いた状態で毎日を過ごしています。
このように、役職がある女性は、目に見えない様々な身体的負担を抱えているため、多くのストレスを蓄積させてしまっていることから、ゴミ屋敷化してしまうと言われているのです。
ゴミ屋敷の住人にはうつ病などの女性が多い
ゴミ屋敷の住人は、うつ病など精神疾患を抱えた女性に多い傾向にあります。
これは、精神的な問題の他、病気が要因となり、部屋の片付けを行うことができないという理由が挙げられます。
例えば、うつ病などを患っている場合、自分で片付けをしようと思っていても、実際目の前にあるゴミの量を見るだけで「何から片付けをして良いかわからない」という思いになるでしょう。
さらに、物を分別できず捨てるべきもの、残すべきものの判断もできなくなることもあります。
このように、ゴミ屋敷の住人には、うつ病などの女性が多い傾向にあるため、自分で片付けができないということに気付いた場合は、専門の医療機関を受診するとともに、家族に相談し、片付けに協力してもらうよう協力を要請しましょう。
ゴミ屋敷に潜むリスクとは
ゴミ屋敷に潜むリスクとして注意したいのが、精神的な疾患です。
精神医学の分野では、「ためこみ症」という名前まで付けられています。
具体的には、「物を大量に集める」「整理整頓ができない」「物を捨てられない」と言った症状です。
ありきたりに聞こえるかもしれませんが、ためこみ症を軽視してはいけません。
なぜなら、ためこみ症は「うつ病」や「統合失調症」などの、精神疾患と深いかかわりのある症状であることが分かってきたからです。
ゴミ屋敷が衛生上よくないことは論を必要としません。
ただ、事態はより深刻な場合がありますので、ためこみ症の危険を感じたなら、早め早めの対策を心掛けましょう。
ゴミ屋敷の住人の女性はどんなトラブルを引き起こす?
ゴミ屋敷はさまざまなトラブルを引き起こします。
部屋をゴミ屋敷にすると、どのようなトラブルを引き起こしてしまうのか、詳細をみていきましょう。
ゴミ屋敷はアレルギー症状を引き起こす
ゴミ屋敷となった家に住み続けることで、あらゆる健康被害やアレルギー症状を引き起こすでしょう。
これは、ゴミ屋敷にはハウスダストやホコリの他、湿気など通気性の悪さからあらゆるところにカビが生え、その中の空気を吸い続けているためです。
例えば、ゴミが山積みになった家の中は風通しも悪く、ゴミによってホコリが溜まるだけではなく、湿度もこもりやすく、より健康被害を引き起こしやすくなると言えます。
また、皮膚に赤みや湿疹、腫れやじんましんの他、目が赤くなりかゆみを伴う、さらにくしゃみや鼻水、咳込みなどのトラブルが生じるでしょう。
このように、ゴミ屋敷の住人は、ゴミを溜め込んだことによるハウスダストなどによってアレルギー症状を引き起こすことが考えられます。
ゴミ屋敷は異臭問題を引き起こす
ゴミ屋敷化してしまった家からは、近隣住民も困惑するほどの異臭問題を引き起こす恐れがあります。
これは、ゴミ捨てを一切行わず、ゴミ屋敷の中に捨てられ続けた生ゴミが腐り、鼻をつくような悪臭を放つためです。
例えば、生ゴミが腐るだけではなく、それらを餌にネズミなどの害獣やゴキブリなどの害虫が集まり、糞や尿によってさらに不衛生な環境を作り出してしまいます。
そのため、必然的に異臭を抑えられなくなり、異臭は家の中から外に放つ結果となってしまうのです。
このように、ゴミ屋敷の中には食べ物以外のゴミも溢れていますが、大半は食べ物のカスや生ゴミです。
それらによって近隣住民との異臭問題を引き起こす可能性は高くなると言えるでしょう。
ゴミ屋敷は火災を引き起こす
ゴミ屋敷は、長年溜め込んだゴミやホコリによって火災を引き起こすことにつながります。
これは、ゴミを捨てることなく溜め続け、足の踏み場もないほどのゴミの量、そして電源コードに大量に積もったホコリによって発火し、取り返しのつかないほどの大きな火災を引き起こす可能性が考えられるからです。
その他にも、夏に蚊取り線香を焚き、それがゴミに引火して大きな火災となるなど、様々な危険要因があると言えるでしょう。
このように、ゴミ屋敷は、ゴミを溜め込んだことによる異臭問題のみならず、大きな火災が起こる可能性があるということを十分に注意しておかなければなりません。
また、近隣住民の方々に危険が及ぶことを考慮し、早急に片づけを行うなど対処することが大切です。
ゴミ屋敷に住む女性の事例5つ
ここでは、ゴミ屋敷の住人女性の実際の事例をご紹介します。
40代看護師の事例
「今の世の中、患者様っていうのが主流になっていて、患者様っていうからにはお客様と一緒のような感じで、ネットに書かれたり、クレームになったり、昔の時代よりはすごく大きくなっていて…。白衣の天使って言っても人間ですから。嫌なこともあるし、怒りたい時だってあるし、どうしてもやさぐれる気持ちというか…。片付ける元気は、帰ってからないんですよね。」
40代看護師の女性は、ワンルームマンションに一人暮らしです。
毎日不規則な勤務をこなし、日々真面目に仕事をしていますが、その不規則な生活から、ゴミ回収業者がゴミの回収を行う時間に就寝しているため、毎日のゴミ出しができないまま過ごしています。
その結果、家の中はペットボトルや生ゴミが散乱するようになり、最終的には足の踏み場もなくなるほどのゴミで埋め尽くされてしまいました。
仕事は毎日きちんとこなしている女性。
しかし、仕事で感情を抑え続け感情が閉鎖されるに連れて、プライベートで人と関わることを避けるようになったそうです。
80代女性の事例
大阪府内のこぎれいな一軒家。玄関から入ると、マスクをしていても、生ごみの臭いが強く鼻をついた。カラフルな造花と風景画で飾られた玄関で、ハエが飛びまわり、ゴキブリが壁をはっていた。
80代女性の事例です。
80代女性は、夫に先立たれ一人暮らしをしていました。
部屋には約30センチの高さまで、サケの瓶詰やパック入りの生卵、汚れたシーツ、料理本などが、積まれている状態。
心配した息子が病院に連れて行きましたが、認知症などの診断はなかったと言います。
女性は夫に先立たれたショックで物が片付けられなくなってしまいました。
30代女性の事例
玄関扉を開け光りが射し込んだ瞬間、ゴキブリが一斉に闇に逃げ散っていったーー。
「足が汚れるので土足のままどうぞ」
家主の言葉に従い、ゴミが幾重にも積み重った上を歩く。一歩進む度に大量のホコリが宙を舞う。訪問時期が梅雨だったため、湿気による悪臭も充満し、呼吸すらまとにできない……。
女性は都内に住むOLで、本が好きで大量の本を溜め込んでいます。
猫を買っていますが、活字中毒のため餌をやり忘れてしまうことも。
そのため、餌を床にばらまいておき、お腹が空いたら食べてもらうんだとか。
女性はゴミ屋敷片付け業者に依頼することも検討しているそうですが、片付け業者に依頼するお金があれば本を買いたいと話しているそうです。
30代女性の事例
家が片付けられません
30歳の一人暮らし独身女です。
恥ずかしながら、家がゴミ屋敷のようになっています。
一人暮らしをはじめて10年になります。
女性は、恋人と別れたことをきっかけに片付けができなくなってしまいました。
「汚いな」と感じることはあるようですが、なかなか片付ける気力が湧かないと言います。
ゴミ屋敷片付け業者に依頼するのではなく、自分で片付けることを検討しており、どのように片付けるのが効率的か掲示板に投稿。
複数寄せられた回答を元に、女性は一気にゴミを片付け、ゴミ屋敷を脱することができました。
30代女性の事例
外からみると、一見普通の集合住宅ですが、室内はゴミ屋敷状態になっています。
年齢は38歳で、女です。
3年ほど前からゴミが溜まりだしました。
部屋に住んで5年になります。
女性は、介護の仕事に転職したことがきっかけで、ゴミの片付けができなくなってしまいます。
夜勤の仕事が増えたストレスによって、規定の時間にゴミ出しすることできなくなり、徐々にゴミ屋敷になっていったそうです。
部屋の隅に小さくなって寝ていると言う女性は、今回不用品回収業者に依頼することで、ゴミ屋敷の脱却に成功しています。
ゴミ屋敷に住む女性の家を片付ける方法
ゴミ屋敷の問題は、どのように解決したら良いのでしょうか?
ここでは、ゴミ屋敷に住む女性のために、解決法を考えていきます。
自力で片付ける
ゴミ屋敷をそのまま放置しておくことで、さらに想像以上のゴミが溜まってしまいます。
そのため、自力でゴミ屋敷を片付ける必要があるでしょう。
これは、ゴミの量がまだ少量で自分だけで対応できる範囲内であれば片付けることが可能だと考えられます。
例えば、一人暮らしの場合はそこまで大量のゴミが溢れていることは考えにくく、早急に対応すれば自力で片付けることができる可能性を秘めていると言えるでしょう。
このように、ゴミ屋敷に住む女性が単身であり、足の踏み場もないほど物で溢れているという状況でない場合は、少しずつ自分で掃除を行い、自力で片付けを行うようにしましょう。
そうすることで、取り返しのつかないほどのゴミ屋敷となることを防ぐことができます。
何事も早急な対応が必要です。
片付け業者に依頼する
自力で片付けるにはあまりにも物で溢れている、ゴミが山積みになってしまっているという状態の場合は、迷わず片付け業者に依頼することを検討しましょう。
これは、山積みになったゴミをもはや自分で分別することができない状況に陥っている可能性があるためです。
例えば、ゴミが増えすぎたために、自分が必要としているもの、不要なものの分別がつかなくなることもあるでしょう。
さらに、どれを捨てて良いか判断できずに、ゴミを捨てるということを止めてしまい、その結果ゴミ屋敷化してしまったと言えます。
このように、自分ではどうして良いか判断できないほどのゴミの量となってしまった場合は、早急に片付け業者にゴミ屋敷の片付けを依頼することをおすすめします。
自治体に相談する
あなたのお住まいの各自治体によっては、ゴミ屋敷の条例がしかれているところもあるでしょう。
これは、ゴミ屋敷に住む本人のみならず、ゴミ屋敷によって近隣住民からの苦情や相談を受け、調査・指導・勧告を行うためです。
例えば、ゴミ屋敷の住人ももちろん、近隣住民にとっては、ゴミ屋敷からの異臭問題や火災問題など、あらゆる不安から、日常生活を穏やかに過ごすことができないなど、生活に支障をきたす恐れがあります。
このように、ゴミ屋敷の住人本人が自治体に相談するだけではなく、近隣住民から自治体に向けてゴミ屋敷の片付けを要請することもできるため、被害が大きくなる前に早急な対応が必要だと言えるでしょう。
また、このようなことが起こらないよう、ゴミ屋敷の住人が普段からゴミを処分するなど片付けることを習慣化することが大切です。
警察・消防署に相談する
ゴミ屋敷の住人が片付けに応じない場合は、自治体の他、警察や消防署に相談すると良いでしょう。
これは、ゴミ屋敷であるからと言って、住人が逮捕に至るということはありませんが、火災につながる恐れがあるため、普段からこまめに相談を持ち掛けておくことが大切だからです。
例えば、家の外にまでゴミがあふれ、スプレー缶などが放置されていれば、ボヤ騒ぎが起こる危険性もあります。
また、ゴミ屋敷の住人が高齢女性であった場合など、孤独死の可能性も出てくるでしょう。
このように、ゴミ屋敷の住人が一向に片付けに応じようとしない場合は、警察や消防署に相談するなど、その地域に住む者同士が気持ちよく毎日安心して暮らすことができるよう。
地域で協力することも大切です。
ゴミ屋敷を片付けた時のメリット
ゴミ屋敷を片付けた時の一番のメリットは、心身共に健康になることです。
まず、ゴミが少なくなることで、異臭やカビ、害虫の発生を防ぎ、体を健康に保ちます。
そして、部屋の見た目がすっきりすることで、心まで穏やかになるのです。
犯罪がきれいな環境下では起こりにくいのと同じで、部屋をきれいにしておくことは、平穏な日常生活を送るための基本であることを覚えておきましょう。
ゴミ屋敷に戻らないためには!
ゴミ屋敷に戻らないためには、部屋の片づけを定期的にすることが大切になります。
なぜなら、ゴミ屋敷になる原因のほとんどは、片付けを後回しにした結果として起こっているからです。
一度に片付けをする必要はありません。
自分のできる範囲で、少量ずつでも片付けを癖づけていくことが大切です。
一度習慣化してしまえば、片付けが苦ではなくなりますので、部屋をきれいな状態に保つことも、簡単にできるようになるでしょう。
まとめ
今回は部屋をゴミ屋敷にしてしまう女性の特徴や、実際の事例、解決法をご紹介しました。
ゴミ屋敷からの脱却を考えている場合は、本記事の情報をぜひ参考にしてみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。