引っ越しや遺品整理、買い替えなどで不要になってしまったベット。
処分方法に悩み、古くなっても買い替えに踏みきれなかったり、そのまま放置してしまう方もいると思います。
今回は手間をかけずにお得に、そして不要なベットを処分する方法や処分のポイントなど、詳しく解説していきます!
この記事の目次
不要になったベットの処分方法は9通り!項目ごとに詳しく解説
ベットを処分するには9通りの方法があります。
自分にとってどの方法がベストか検討できるよう、詳しく解説していきます。
処分方法1 自治体の粗大ゴミ回収を利用する
自治体の粗大ごみ回収を利用して不要になったベットを処分するにはまず、自治体の粗大ごみ受付センターに問い合わせをしてみましょう。
確認する内容は以下の3点です。
- 収集可能な日(時間)
- 収集にかかる金額
- 収集の場所
自治体の粗大ごみ回収を利用した際の費用の目安
シングルベット | 約600円前後 |
ダブルベット | 約1,000円前後 |
パイプベット | 約600円前後 |
自治体によって収集にかかる金額は多少上下しますが、比較的安価で済む事が多いので金額を抑えたい方にはおすすめの方法です。
ですが自治体の粗大ごみ収集を依頼した際は金額が安い分、下記のようなデメリットがあります。
- コンビニなどで必要な料金分の粗大ごみ処理券を購入しなければならない
- 自分で屋外までベットを運び出さなければならない
- 日時が指定される(土日は対応してもらえない)
大きなベットを屋外まで運び出すのにはどうしても人手が必要です。
女性がベットを1人で運び出すのは難しいですよね。
そして平日の時間を指定されても、働いている方や急を要している方は対応出来ない事もある為、そういう方は別の方法を選んだ方が良いでしょう。
処分方法2 リサイクルショップに出張買取を依頼する
リサイクルショップに出張買取を依頼する方法もあります。
重くて大きなベットは店舗に直接持ち込むのは難しいため、出張買取に対応しているリサイクルショップに問い合わせてみましょう。
問い合わせる際、以下の2点は必ず確認してください。
- ベットの出張買取に対応しているのか
- 出張費用・運搬費用・査定費用がかかるのか
不要なベットを買取してもらえればお金が入るので嬉しいですが、実際に買取条件に適応するベットは少ないのがこの方法のデメリットといえるでしょう。
誰かが使用していたベットなので需要があまりない為、不要になったベットを買取してもらえるケースは少ないようです。
処分方法3 不用品回収業者に依頼する
手間を掛けたくない!という方はこの「不用品回収業者に依頼する」という方法がおすすめです。
ベットなどの大きな家具を自力で屋外に運び出すのが難しい方は不用品回収業者に依頼すれば解決します。
搬出をプロにお願い出来る為、建物を汚したり傷をつけたりすることもないのも安心ですね。
不用品回収業者に依頼すれば、他の不用品もまとめて引き取ってもらえるので、引っ越しや遺品整理などで不用品が大量にある時も楽に処分できます。
そして、こちらから日時を指定でき、土日祝日なども対応してもらえます。
そして不用品回収業者の中には、即日対応可能な所もあるので、急を要している方などにおすすめの方法です。
不用品回収業者に依頼した際の料金目安
シングルベット(マットレス込み) | 7,000~10,000円 |
ダブルベット(マットレス込み) | 10,000~15,000円 |
パイプベット | 4,000~5,000円 |
自治体の粗大ごみ回収と比べると、料金は割高になる事がデメリットですが、手間が掛からない分どうしても『人件費』『運搬費』などのお金は掛かってしまいます。
処分方法4 自分で解体して家庭ごみとして出す
ベットを解体し、自治体に指定された袋にいれて家庭ごみとして出せば、家庭ごみの袋の料金だけで処分が出来ます。
各自治体によってルールに細かな違いはありますが、ゴミ袋に入る大きさまで解体すれば家庭ごみとして出すことが出来ます。
まずは各自治体の分別・回収方法をお住まいの自治体の環境課に問い合わせて確認してみましょう。
ベットの解体方法
- 工具(電動ノコギリ・カッター・ニッパー・ドライバー・六角レンチなど)を準備する
- 各パーツの解体をする
マットレスの解体方法 - マットレスの側面を切断。スポンジとスプリングに分ける
- スプリングをニッパーで細かく切断する
フレームの解体方法 - フレームのつなぎ目のネジを外す
- フレームを普通ゴミのサイズに切断
- 自治体のルール・安全面も考えて分別
専門工具や知識、力も必要な作業となる為、女性には少しハードルは高いかもしれません。
そして怪我をしてしまうリスクもありますし、一度に出せる家庭ごみの量は限られているため、処分に時間がかかってしまいます。
日曜大工が好きな男性や、元々工具を使うような職業の方、時間に余裕のある方におススメの方法ですね。
処分方法5 自治体のゴミ処理施設に持ち込む
自治体のごみ処理場まで不要になったベットを自ら持ち込むという方法もあります。
ベットは大型家具となる為、普通の車だと運ぶことが出来ず、トラックなど運搬用の車両を用意する必要があります。
そして、積み込み・運搬・荷降ろしも自分で行わなければなりません。
金額は抑えられますが、非常に手間が掛かる為、あまり現実的な方法とはいえないでしょう。
しかも、自治体によっては一般の方の持ち込みを受け入れてない場合もあるので事前に確認が必要です。
処分方法6 オークション・フリマアプリを使って処分する
新品同様のベット・ブランド物のベットはオークションやフリマアプリで高値で売れることがあります。
最近はスマホから気軽に出品することが出来るので、便利ですね。
ですが、このようなデメリットもあります。
- 梱包・発送作業を自分で行わないといけない
- いつ売れるか分からない(予定がたてられない)
高値で売れる可能性があるので、時間に余裕のある方にはおススメの方法です。
処分方法7 友人・知人に譲る
ベットは寝具ですので抵抗がある方もいるかもしれませんが、もし欲しいという方が現れれば譲ってあげるという手もあります。
引き取り料が掛からない為、譲る側も引き取る側もお互いお得と言えるでしょう。
ですが、運搬などは自力で行わなければならないので、
- 搬出・搬入の通路の幅
- 解体が必要か
など事前にチェックは必要です。
処分方法8 買い替えの際にお店の引き取りサービスを利用する
ベットを買い替える場合には、新しいベットを購入するお店の引き取りサービスを利用できる事があります。
ベットを新しく購入する際はこちらの2点を確認しましょう。
- 不要なベット引き取りサービスを実施しているか
- 引き取りにかかる料金
お店によって、下取りサービスでお金がもらえる事もありますが有料での引き取りというところもあり、サービス内容が異なるので注意が必要です。
買い替えの際に一緒に不要なベットを処分できるのでスムーズですが、引き取り料金が高額な場合は不用品回収業者に依頼した方が安上がりになる場合もあります。
ベットの買い替えを検討している方は、引き取りサービスを実施しているお店で購入すれば楽に不要なベットを処分できるので、お店選びも重要です。
解体すれば可燃ゴミとして無料で処分出来るって本当!?
ベッドで解体することによって、可燃ゴミとして処分することが可能です。
ベッドを解体するのはかなり手間がかかりますが、可燃ゴミにすることで無料で捨てることができます。
ベッドのフレームだけではなく、マットレスも解体することで可燃ゴミとして捨てることが可能です。
ベッドレスはカッターで切ると解体しやすいでしょう。
フレームの解体ではノコギリなどはあまり必要がなく、ネジでつながっている部分を取り外せば自然に小さくなります。
解体をしたら、分別してゴミに出せば完了です。
ベット処分の際の困り事をまとめて解決します!
不要になったベットを処分する際に、一番困るのは『マットレスの処分』ではないでしょうか。
マットレスは『適正処理困難物』とされていて、処分には手間とお金がかかってしまいます。
そんなベット処分の際に生じるお困りごとを解決していきたいと思います。
スプリングマットレスが回収不可の時
マットレスの中には、鉄製のスプリングが入っています。
処分した後は、マットレスの生地とこのスプリングを分別します。
そして生地は焼却処分され、スプリングはリサイクルに回されるのです。
この作業はどのように処分しても、どこに依頼しても必ず必要な作業で、想像以上に手間が掛かり重労働なのです。
ですから、マットレスの処分は高額になってしまいます。
自治体によってはマットレスの回収を断られる事もある為、その場合は不用品回収業者に回収を依頼しましょう。
ノーブランドのベットは買取不可の時
リサイクルショップなどの買取サービスを依頼したけど、ノーブランドの為買取不可だったというケースもよくあります。
そうなると自分で処分するしかないのですが、不用品回収業者に依頼した場合、状態のいい物であれば処分ではなくリユースに回すこともあり、料金が抑えられることもあるのです。
不用品回収業者が回収した後はこのような優先順位で処分します。
- 店舗で販売
- インターネット・フリマアプリなどで販売
- 海外に輸出しリユース・リサイクル
- 中古売買の古物市場に持ち込み
- 中古品販売店に持ちこみ
- 廃棄処分
不用品回収業者はプロなので、様々なリサイクルのルートがあるようです。
自力で買取先を見つけられない時は、不用品回収業者に依頼して相談してみましょう。
買い替え時の引き取りサービスを断られた時
マットレス・ベットの買い替えの際の引き取りサービスを断られるケースもあります。
お店によって条件は異なりますが『一定金額以上のベットの購入』が条件の事もあるようです。
新しくベットを購入して、届くまでに古いベットを早急に処分したい!という方は不用品回収業者に引き取りを依頼しましょう。
回収の日時を指定できるので、すぐに対応してもらえます。
ベットを処分する際に押さえておきたいポイント!
不要になったベットを処分する際に気を付けて欲しいポイントが3つあります。
手間が掛からないので気軽に依頼できる不用品回収業者ですが、どこに依頼しても大丈夫という訳ではないのです。
不用品処分で失敗ないように、抑えるべきポイントを解説していきます。
不用品回収業者には悪徳業者が…!?
不用品回収業者といってもシステムも様々。
残念ですが、中には悪徳業者がいる事もあるのです。
- 作業後、見積もりより高い金額を請求される
- 回収後、正しく処分せずに不法投棄される
こういったことからトラブルに発展してしまう事もあるようです。
悪徳業者の特徴は?
- ホームページがない
- ホームページに会社情報・資格などの記載がない
- 事前の見積もりを断られる
こういった業者は避けた方がよいでしょう。
不用品回収業者選びのポイント!
- 事前にホームページをチェック
- 口コミをチェック
- 相場より極端に安い金額設定ではないか
こちらの項目に注意して不用品回収業者を選びましょう。
業者によって価格設定が違う
不用品回収業者は会社によって設定されている金額が違います。
- 回収後のベットの処理方法
- ベットの搬出に必要な人数
- ベットの運搬に必要な車両の種類
- ベットの運搬にかかる時間
などが考慮され、金額が変動するのです。
もちろん金額が安いに越したことは無いですが、相場より極端に安い業者は『オプション料金』などがかかる場合があるので注意が必要です。
なるべくリサイクルしてくれる業者に依頼
不要になったベットの状態にもよりますが、もしまだ使える状態のベットならば、リユース・リサイクルを積極的に行っている不用品回収業者を選ぶと良いでしょう。
廃棄処分しない=地球環境に優しい。
という点ももちろんですが、リユースに回してもらえれば、その分料金も安くなるのです。
先ほど、不用品回収業者が回収後にどのように処理するのかの優先順位を説明しましたが、廃棄にお金が掛かるものなのか、売ってお金に出来るものなのかで金額も変動します。
不用品回収業者の中には、店舗販売をしている業者などもあるので探してみると良いでしょう。
ベットの種類別に費用の目安を紹介
最後に不用品回収業者にベットの処分を依頼した際にかかる費用について解説します。
まず必ず発生するのが【基本料金】です。
3,000円~5,000円に設定されている事が多いようですが、業者によって違うので見積もりの際にきちんと確認しましょう。
この基本料金の中には『人件費』や『車両・運搬費』が含まれている事が多いです。
そして基本料金にプラスで掛かるのが『処分品の単価料金』。
不要になったベットの単価料金をサイズや種類別に紹介していきます。
シングルベットのフレーム
シングルベットのフレームのみだと、相場は約5,000円です。
マットレスも一緒に処分したい場合はマットレスの分も追加で掛かりますので、見積もりの時点でマットレスの有無もきちんと伝えておきましょう。
二段になっているロフトベット
ロフトベットの単価は約5,000円~7,000円となっています。
ロフトベットといってもサイズなど様々な種類があるので事前に何社かに見積もりを取り、納得できる価格で引き取ってくれる会社に依頼しましょう。
机とベットが一体化しているシステムベット
省スペースになるので、今流行しているシステムベット。
子供部屋に最適で人気も高いのですが、こちらは『机の処理料金』+『ベットの処理料金』となる事が多い為、業者に問い合わせてみるしかありません。
使用している時は便利なシステムベットですが、処分する時は少し面倒になるようです。
ソファーとベットとして使えるソファーベット
ソファーベットは約10,000円前後です。
普通のベットよりも処分料金は高く設定されている事が多いようです。
基本料金と合わせると15,000円程になり、高額なので問い合わせる際にきちんと料金を確認し、納得のいく金額で処分してくれる業者を探しましょう。
収納に便利な折り畳みベット
来客用などに使用される事が多い、折り畳みベットは約8,000円~10,000円前後です。
折り畳みベットは、普通のベットに比べると軽く、運ぶのもそんなに手間が掛からないので費用を抑えたい方は自治体の粗大ごみ回収を利用するのも良いでしょう。
専門的に作られた特殊なベット
使う場面が限られた特殊なベットの処分費用目安はこちらです。
エステの際に使うエステベット
エステベットは約10,000円前後です。
業者によって料金が変わるので、見積もりの際は必ず「エステベット」と伝えましょう。
電動ベット・介護用ベット
電動ベットは約15,000円前後です。
シングルサイズで上記の値段なので、電動のダブルベットなどの場合は約3,000円~5,000円程度上乗せされます。
高額ですが、電動ベットは重いので運ぶのが難しいためプロの手を借りないと処分が難しいでしょう。
他にも通常のベットではない『ベビーベット』などは、どういうベットなのかを事前に業者に伝えればきちんとした見積もりを出して貰えるので、事前に伝えておく事を忘れないでください。
回収後のベッドはどうやって処理されるの?
回収後のベッドは、様々な方法で処分されます。
- 廃棄物として処分
- リサイクルショップなどでリサイクル
- 海外に輸出する
基本的には、廃棄物として捨てられるか、リサイクルするかのどちらかです。
リサイクルには、リサイクルショップやインターネットのショップなどその方法も様々です。
不用品回収業者によっては、独自のリサイクルルートを持っているところもあるので、気になるのであれば問い合わせてみても良いかもしれません。
まとめ
今回は不要になったベットの処分方法について詳しく解説しました。
重くて大きなベットを処分するのはとても大変な作業です。
もし、自力で屋外に運び出すのが難しい時にはプロの手を借りるのも一つの方法ではないでしょうか。
不用品回収業者に依頼する際は
- 事前に詳しく見積もりを取る事
- 悪徳業者を見極める事
が大切です。
手間や時間をかけず、楽に不要なベットを処分できると良いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。