掃除をする際に、つい見落としがちなのがカーペット。
そんなカーペットには、様々な汚れやホコリが溜まっています。
それではカーペットの掃除方法とはどのようなものなのでしょうか?
シュチュエーション別のカーペット掃除方法や、オススメの掃除アイテムも併せて紹介します!
この記事の目次
自分のカーペットの種類を知ろう
カーペットの種類によっては、得意な掃除方法、反対にカーペットが傷んでしまう掃除方法とで分かれます。
そのため、まずは掃除の方法を知る前に、カーペットの種類について紹介します。
カーペットの種類を知り、カーペットに合った掃除方法を試すようにしましょう!
ウール素材
一般的なカーペットの種類が、ウール素材。
暑場は涼しく冬場は暖かいので、かなり使いやすく、多くの家庭で重宝されています。
液体をこぼしてしまった際にも、奥まで染み込みにくいという特徴があります。
麻(サイザル)素材
サイザル素材は、サイザル麻というものを利用した天然素材のカーペットのことです。
特徴的な肌触りがクセになるカーペットです。
丈夫なので長く使い続けることに向いており、毛足が短く清潔を保ちやすいという特徴があります。
ナイロン素材
耐久性に優れているのが、ナイロン素材です。
一時期は肌触りが悪いなどのデメリットがありましたが、現在のナイロン素材は肌触りも良いものばかり。
他の化学繊維のカーペットと比べると値段は張りますが、長持ちであるために人気の高いカーペット素材です。
ポリエステル素材
とにかく手を出しやすいのがポリエステル素材。
値段が安いので、近年多く広まっています。
耐久性も期待でき洗えるものが多いのも、その人気の理由です。
カーペットの汚れの種類と原因
汚れの原因を知っておくことで、普段から気をつけておくことができそうですよね。
そもそもカーペットの汚れの種類と原因には、一体どのようなものがあるのでしょうか?
カーペットの汚れの種類とその原因は、以下の通りです。
- シミ汚れ:食べ物・飲み物のこぼし、汗・皮脂汚れの付着、インクなどの付着
- 毛がたまる:抜けた髪の毛、ペットの抜け毛
- 黒ずみ:汗・皮脂汚れの付着
- ホコリ:部屋のホコリの付着
- 臭い:焼肉など食べ物・タバコ・ペットの臭いの付着
それではこのような汚れには、どのように掃除をすればいいのでしょうか?
【普段】カーペットの掃除方法3選
普段から簡単にできるカーペットの掃除方法は、どのようなものなのでしょうか?
「普段の掃除方法」「特別な掃除方法」「重曹を使う方法」の3種類の方法を紹介します!
普段の掃除方法
普段の掃除方法としては、こまめに掃除機をかけることです。
カーペットには毛の流れがあり、毛の流れを意識して掃除機をかけるとより効果的です。
特に逆毛を立てるようにするのが、大切なポイント。
またゆっくりと引くように掃除機をかけると、さらに多くの汚れを吸い取ることができます。
特別な掃除方法
念入りにカーペットを掃除したい時には「洗剤拭き」がオススメ。
用意するのは、「中性洗剤」「雑巾3枚」です。
- 中性洗剤を水に薄め、雑巾を浸し、絞る
- カーペットを拭く
- 水に濡らした雑巾で、洗剤をふき取るようにカーペットを拭く
- 乾いた雑巾でカーペットの水分をふき取る
カーペットを拭く際には、毛の流れに逆らって拭くのがコツ。
またカーペットの拭き掃除は、月1、2回ほどのペースが効果的です。
中性洗剤を使わず水拭きでも十分に効果があるので、ぜひ試してみてください!
重曹を使う方法
重曹も、カーペット掃除の際にとても便利です。
用意するのは「重曹水」「スプレーボトル」「ゴム手袋」「ドライシート」です。
- 重曹水をスプレーボトルに入れる
- カーペット全体に重曹水を吹きかける
- ゴム手袋やドライシートで汚れを取る
重曹をカーペットに吹きかける時、量は少量でも大丈夫です。
水洗い不可の表示があるカーペットには、重曹の掃除方法がオススメです。
カーペット掃除のコツや注意点
実はカーペットの掃除には、コツや注意点が存在します。
コツや注意点を踏まえておくことで、より効果的にカーペットを綺麗にすることができます。
それでは詳しく、そのコツや注意点を紹介します!
週1回は掃除機をかけるようにしよう
掃除機はダニの繁殖を防ぐためにも、週一回はかけるようにしましょう。
ダニは1匹、一日ひとつ卵を産むと言われています。
そのため、できるだけ掃除機を習慣化させることで、ダニの繁殖を防ぐことができるのです。
理想的な頻度としては2、3日に一回は掃除機をかけることで、カーペットは清潔に保たれます。
カーペットの裏にも掃除機をかけよう
カーペットの裏面にも掃除をかけるのが、カーペット掃除のコツ。
カーペットは裏面にも、かなりのホコリや汚れがたまっています。
しかしカーペットに掃除機をかける時に、いちいち裏面にまでかけていたら、かなりの労力を使いますよね。
カーペットの裏面の掃除機は、頻繁にやる必要はありません。
週に2、3回のペースで掃除機をかけるのが理想です。
掃除は天気の良い午前中に
カーペットの掃除は、天気の良い午前中に行うと良いでしょう。
特に「洗剤・水ふき」「重曹を使った掃除方法」「カーペットの洗濯」をする際には、意識するとより効果的。
部屋を換気しながら行ったり、選択ではカーペットを完璧に乾かしたりすることが大切です。
コロコロを使うのは危険
コロコロを使うのはできるだけ避けましょう。
コロコロの粘着性によって、カーペットの繊維を傷めてしまう可能性があります。
掃除機をかける前にゴミが気になるのであれば、手を使って取り除くのがオススメです。
また専用の「カーペットクリーナー」を使うようにしましょう。
【シュチュエーション別】カーペットの掃除方法
カーペットの普段からできる掃除方法や、そのコツ・注意点を紹介しました。
しかしカーペットの汚れには、シミ汚れや、臭い、ダニなど様々な悩みがありますよね。
そんな悩み別の掃除方法について、詳しく解説します!
シミがついた時の掃除方法
カーペットにシミがついた場合は、どのように取り除けばいいのでしょうか?
シミが「油性の場合」「水性のシミの場合」のシチュエーションの対処法を紹介します!
油性のシミの場合
まず、油性マジックなどの油性のシミの取り除く方法を紹介します。
必要なものは「洗濯用洗剤」「スポンジ」「雑巾」です。
- 該当箇所に洗濯用洗剤を染み込ませ、しばらく置く
- スポンジで優しく叩く
- 濡らした雑巾で洗剤をふき取る
また先ほど紹介した重曹の掃除方法も効果的です。
水性のシミの場合
水性のシミとは、コーヒーやお茶などの飲みこぼしの汚れなどが当てはまります。
濡れた雑巾を押し当ててみて、汚れが雑巾に付着したら、水性のシミであると言えます。
用意するものは「水性または弱アルカリ性洗剤」「スプレーボトル」「雑巾」「ブラシ(靴ブラシなど)」です。
- 水性または弱アルカリ性洗剤を水に薄めたものを、スプレーボトルに入れる
- シミに吹きかけ、雑巾をかぶせ、ブラシで優しく叩く
- 雑巾を当てる面を変えつつ、ブラシを当てていく
- 汚れが落ちたら、該当箇所に水を吹きかける
- 乾いた雑巾を当てて、ブラシで優しく叩き、水分を取る
臭いをとりたい時の掃除方法
カーペットに染み込んでしまった臭いを取り除くには「重曹」が効果的です。
消臭スプレーなどでは不十分なので、本格的に掃除をしたい場合は重曹を使用しましょう。
その際には「重曹」「掃除機」を用意してください。
- 臭いを撮りたい箇所、もしくはカーペット全体に重曹をふりかける
- 2〜3時間放置する
- 掃除機をかけて、重曹を吸い取る
ペットの粗相など臭いがかなり強烈な場合は、重曹を多めにふりかけると良いでしょう。
ダニをどうにかしたい時の掃除方法
ダニは掃除機でも吸い取ることができますが、完璧ではないのが悩みどころです。
もっと念入りにダニの退治をしたい場合は「スチームクリーナ」を使った掃除方法がオススメです。
ダニは熱に弱いので、簡単にダニを処理することができます。
「スチームクリーナー」がないときは「アイロン」「ドライヤー」でも可。
「アイロン」を使用するときはカーペットに当てないように注意が必要です。
また、熱に弱いアクリル素材のカーペットは溶けてしまう可能性があるので、注意しましょう。
カーペットの毛を起こす方法
長く使っていると、カーペットの毛が沈んでしまいますよね。
家具の下にひかれていたカーペットなどには、かなり跡がついてしまうこともあります。
カーペットの毛を起こす方法はあるのでしょうか?
カーペットの毛を起こしたい時に用意するのは「スチームアイロン」と「金属製のコーム」です。
- スチームアイロンでカーペットの毛を柔らかくする
- 金属製のコームで梳かし、毛を起こす
金属製のコームは、より毛を起こしやすいように、目の細かいものがオススメ。
しかしあまりにも毛が沈んでいる場合は、目の荒いコームをかけてから、細かいコームをかけると良いでしょう。
カーペットを洗濯する時のポイントや注意点
カーペットは掃除機をかけたり洗剤ぶきをするだけではなく、洗濯するという掃除方法もあります。
それではカーペットを洗濯するときのポイントや注意点はあるのでしょうか?
洗濯できるのかチェックしよう
カーペットには「洗濯機OK」「手洗いOK」「洗濯不可」があります。
「洗濯機OK」のマークは風呂桶のような器のマークで、「手洗いOK」のマークは風呂桶と手のマークが記載されています。
「洗濯不可」は風呂桶のマークの上にバツが記されています。
自分の持っているカーペットが洗濯しても良いのかどうか、きちんとチェックしましょう。
前処理を忘れないようにしよう
カーペットを洗う時には、前処理を忘れないように行うのがコツ。
掃除機でカーペットのホコリや汚れを落とすようにしましょう。
そうすることで、よりカーペットの汚れが落ちやすくなります。
洗濯機で洗う場合はネットに入れよう
洗濯機OKのカーペットでは、できるだけ洗濯ネットを使用するようにしましょう。
洗濯ネットを使うと、型くずれ防止などの効果があります。
汚れを落としたい部分があれば、その部分を表になるようにネットにいれると効果的。
また洗濯機に専用のコースがある場合は、積極的に活用しましょう。
手洗いではお風呂場を使おう
手洗いOKマークのあるカーペットは、お風呂場を使って洗濯するのがオススメです。
お風呂を使いつけ洗いをすることで、カーペット全体の汚れが落ちやすくなります。
またお風呂場では踏み洗いができるので、大きなカーペットほど洗いやすく便利です。
とにかくよく乾かそう
カーペットを洗濯したら、よく乾かすことがとても大切です。
そのため、カーペットを洗う時には、数日後の天気までしっかりとチェックしておくようにしましょう。
何日間か続けて晴れが予想されるのであれば、気兼ねなくカーペットを洗濯できます。
カーペット掃除の便利なアイテム5選
カーペットの掃除をより効率的にするために、必須なのがカーペット掃除の便利アイテム。
その便利なアイテムを、販売場所や値段も併せて紹介します!
ゴム手袋
- 販売場所:100円均一、スーパー、ホームセンターなど
- 値段:100円〜
上記でも、何度も紹介したゴム手袋は、カーペットの掃除アイテムとしてとても便利に活用できます。
ゴム手袋を当てるだけで、カーペットを痛ませることなくゴミを集めることができます。
カーペットクリーナー(スプレータイプ)
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- 販売場所:ドラッグストア、ホームセンター
- 値段:300円〜
カーペットクリーナーなどの専用アイテムも、カーペット掃除にオススメ。
洗剤を水に溶かすことが面倒な場合は、スプレータイプのカーペットクリーナーを使用しましょう。
カーペットクリーナー(コロコロタイプ)
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- 販売場所:CAINZ
- 値段:498円〜(税込)
CAINZの売り切れが続出した、コロコロタイプのカーペットクリーナーもオススメ。
ケースがないにも関わらず、特殊な形をしたワイヤーフレームによって、どこにも付着しないようになっている優れものです。
クイックル カーペットウエットぶきシート
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- 販売場所:ドラッグストア、ホームセンターなど
- 値段:720円(税込)
カーペット専用のウェット素材のふき取りシートも、とても便利なアイテムです。
ホコリや汚れを簡単に落とすことができます。
エチケットブラシぱくぱくローラー
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- 販売場所:Amazon
- 値段:892円(税込)
とても簡単に汚れを集めることのできる、ぱくぱくローラーもとてもおすすめ。
シートを剥がす必要がないので、繰り返し使えるのも嬉しいポイントです。
最後に
カーペットの掃除方法について、普段からできるものから様々なシチュエーション別のものまで、詳しく紹介しました。
自分のカーペットの素材や汚れの種類によって、いろいろな掃除方法があります。
自分の用途にあった方法を、正しく見つけることが大切です。
またコツや注意点、便利アイテムを抑え、より効率的にカーペットの掃除を行いましょう!