子供のお片付けに頭を悩ませていませんか。
- 子供に片付けをして欲しい
- 片付けができる子になって欲しい
と親なら誰もが思うことですよね。でも親の思いとは裏腹に、子供が片付けをしてくれなくて困っている方は少なくありません。
この記事では、子供が片付けられずに困っている方へ
- どうして子供が片付けられないのか
- 子供が片付けを身につけるメリット
- 子供が片付けるようになるコツ
をお伝えし、子供が片付けられないの解決に繋がるようお伝えしていきます!
この記事の目次
お母さん!!片付けられない子どもにイライラしないで!!
子供がなかなか片付けをしないと、どうしてもイライラしてしまいますよね。
何度言っても効かない場合は、だんだんと強い口調で注意してしまいがち。
しかし、イライラすると逆効果で、ますます子供が片付けをしなくなってしまうかも・・・。
そんな事態を防ぐためにも、まずは「子供が片付けられない理由」についてしっかりと理解しておく必要があります。
理由を理解してから、子供が片付けられるコツを参考にしたり、親のNG言動に気をつけたりしてみましょう。
子供の片付けについて、様々な情報を詳しく紹介します。
子供が片付けられない理由は?
子供が片付けないと悩むことはあると思いますが、子供が片付けられない理由を考えたことはありますか?
子供が片付けられない理由を知ることで、子供に対しての言葉かけやどうアクションをすれば良いのかわかってきます。
子供がどのようなことで困っているのか理解して、片付けれるよう導いてあげましょう。
子供は『片付ける』を理解している?
そもそも子供は『片付ける』が、どうすることか理解していますか?
そして親であるあなたは片付けを、理解していますか?
広辞苑によると『片付ける』は、「散乱したものを整える。整理する。」と書かれています。
使ったものを元に戻す作業のことですね。
子供に「ちゃんと片付けて!」「あった場所に戻して!」と伝えても、小さな子供からすれば、もっと具体的に伝えて上げないと、理解できず片付けができないのです。
おもちゃや使ったものをあった場所に戻し、次に使えるように整理しておくと、次またすぐに使えるね。と会話の延長でお片付けについて話してみてくださいね。
大人もちゃんと片付けている?
子供は親のことをよく見ています。親のことを真似して覚えていくのです。
子供が使ったものを出しっぱなしで困る…と思ってらっしゃるあなたは、使ったペンや本をちゃんと元の場所へ戻していますか?
気付いたらどこにあるのかな?と探していませんか?
親ができていないのに、子供に片付けてと伝えても、どのように片付けるのわからないのです。
まずはやることで親の背中を見せてあげてくださいね。
子供が把握できないほどのもので溢れていない?
ものは知らないうちに増えていくものです。
子供自身が把握しきれないほどに、ものが溢れかえってはいませんか?
ものの量が多いとそれだけ収納場所も増えますし、片付ける時間も使います。
片付けたいけど、片付ける場所がない……ということにもなります。
子供は目に留まったものに手をつけますので、遊んでいるように見えたり、「これはもう使わないよね?」と聞くと「いる!」と答えるものです。
いらないものを選ばせるのではなく、遊びたいもの大切なものを選んでもらうと案外すんなりいくものです。
子供の持ち物やおもちゃを見直す良い機会になりますので、時間を使って行いましょう。
子供に片付け方法を伝えている?
最初にお伝えした通り、『片付けなさい』と言うだけでは、子供には伝わっていません。
何をどのようにするのか、具体的に伝えることが大切です。
子供への声かけは、
『ブロックはブロックのかごに入れようね』
『絵本は本棚に並べて置こうね』
『お絵かきに使うペンは専用のケースにまとめて片付けようね』
と、どこに何を片付けるのかを伝えましょう。
一緒にどこに何を片付けるようにするか、考えるのも良いですね。
そして一緒に決めたことは、後から親が勝手に変えてしまうことのないようにしましょう。
決める時にアドバイスするのは素敵ですが、決めたのに勝手に変更してしまうと、どうせやっても変えられると思ってしまいます。
子供が片付けられない本当の理由は。。。
子供が片付けられない本当の理由は、大きく分けて2つあります。
- 片付ける環境が悪い
- 親も片付けができない
子供はまだ「片付ける」ということについて、まだきちんと理解できていないので、片付けやすい環境づくりはとても大切になります。
収納が子供にとって片付けにくかったり、おもちゃがたくさんあって片付けるのが大変だったりすると、片付けを行うことが難しくなってしまいます。
また親も片付けが苦手であるために、子供にとって良いお手本に慣れていない可能性もあります。
家を片付けることはもちろん、鞄の中がぐちゃぐちゃであることも、知らず識らずのうちに子供に影響を与えているかもしれません。
実は子供が片付けられるようになる時期がある??
それでは何歳ごろになったら、片付けられるようになるのでしょうか。
基本的に子供は2歳くらいから、コミュニケーションを取れるようになります。
しかしだからと言ってすぐに「片付ける」という行為について、理解ができるようになるわけではありません。
片付けることに少しずつ理解していくのは、3歳頃から。
3歳ごろになると団体での生活を通して、自分のことは自分でできるようになってきます。
その頃から、片付けに関しても理解を示すようになるので、上手に片付けを誘導できれば、片付けの習慣が身につくでしょう。
子供が片付けを身につけるメリット
子供が片付けを身につけると、3つのメリットがあります。
お片付けの粋を超えて、とても大切なことがわかり、生活そのものが変わるので、是非一緒にお片付けを身に付けたいですね!
自分の大切なものかわかるようになる
お片付けを身に着けると、自分にとって大切なものとそうじゃないものを知ることができます。
片付けられていない時は、自分であるものが把握できていないので、同じようなものが気づかないうちに増えています。
しかも同じものが沢山あることに、気付いていないことも……
片付けができていると、持ち物をちゃんと管理でき、自分にとって大切なものをわかっているので、無駄にものが増えることもなく、大切なものにお金を使うことができるようになります。
そして大切なものを知ることができると、さらに大切にするようになりますし、大切なものに囲まれて生活することが幸せであることに気付くことができます。
お片付けを身に付けることの最大のメリットだと思いますので、子供にお片付けを身に付けれるようにしていきましょう。
無駄な時間を使わないようになる
片付けができるようになると、ものを探す時間がかからなくなります。
どこに何がしまっているかすぐにわかるようになるので、やりたいことに時間を100%使えるようになります。
探しているうちに30分経っていた……なんてことはありませんか。
また、探している間に本当にやりたかったことを忘れて、違うことに時間を使っていることもあります。
子供のうちは本来の目的を忘れてしまっていることにも気付いていませんが、これが習慣化してしまうと、時間の使い方が大きく変わります。
取り戻すことができない大切な時間なので、使いたいことのために時間を使うことができるように、お片付けを身に付けていきましょう。
集中力がアップする
片付いていない空間で、何かをしてると周りが気になり違うことに目移りしてしまいます。
部屋の状態は自分の心の状態とも言われています。
綺麗な部屋では心もすっきりし、集中力もアップすると言われています。
また片付けそのものも、成長と共に何をどこに片付けるかを集中して考えるようになります。
子供が片付けれるようになるコツ
片付けるための持ち物の見直し、収納の見直しができたら、あとはちょっとしたコツで、片付けられるようにアシストしていきましょう。
1、親が片付けを楽しもう
普段から親が楽しそうに片付けをしていると、子供も片付けは楽しいもの、片付けることで快適になることを学びます。
逆に親自身が嫌々やっていると、子供にも影響します。
これは片付けだけではなくすべてのことに言えることです。
親が「片付けを楽しむ」姿勢を見せるのが大事
近藤さんが片付けに目覚めたのは5歳のとき。家にあった主婦向けの生活情報誌の影響で、家の中を片っ端から片付けていたそうです。そんな近藤さんも今や4歳と3歳の女の子のママに。特に長女はお片付けを積極的に手伝うそうです。その理由を「私が楽しそうに片付けをしているからだと思う」と近藤さんは話します。
片付けが大好きな近藤さん。洋服をたたむときや使ったものを元に戻すとき、いつもニコニコ作業しているそう。「親が洋服をたたみながら憂うつそうな顔をしていたら、子供も『洋服をたたむのは楽しくない』と思ってしまいます。まずは自分が楽しく洋服をたたんでみることから始めるのはいかがでしょうか」
片付けコンサルタントのこんまりさんも、子供にお片付けを楽しむ姿勢を見せているとのことですよ!
プロ自身も片付けを楽しむ姿を見せているところから始めているので、見習って楽しみながら片付けをやってみましょう。
2、小さなステップから
最初は小さなステップから始めてみるのが良いですよ。
小さなできたの積み重ねが自信につながっていきますので、まずはできそうな場所から始めてみましょう。
例えば、
- 玄関の靴を並べる
- 洋服の見直し
- 机の中の整理
などがおすすめです。
玄関の靴はサイズが小さくなって履けないものはないかを見直し、子供が靴を置く場所に印をつけるのも良いですよ。
服もサイズアウトしているもはないか、買ったけど着ていないものはないかを見直し、ハンガー収納が良いのか引き出し収納が良いのかを考えます。
片付けは毎日のことなので、子供がストレスなく片付けられる方法を考えましょう。
机の中はスペースも小さいので、自分の大切ものとそうでないものを分けるのにピッタリな場所ですね。
一箇所することで、モチベーションもアップします。
3、お片付けしたくなる仕組み作り
子供が片付けたくなる仕組み作りが大切です。
- 使うものの片付け場所が導線に沿っているか?
- 子供目線の場所に片付け場所を設けているか?
- 片付けに使う入れ物は子供が使いやすいか?(重さは?大きさは?)
ちょっとしたことですが、大人もめんどくさいと思うことは後回しにしてしまいますよね。
例えば上着が脱ぎっぱなしの場合、玄関近くに上着をかける場所を設けるだけで変わります。
おもちゃも同様で、遊ぶ場所に片付け場所を作ることで、部屋をまたいで片付けるより片付けやすくなります。
また片付ける引き出し収納場所の高さは子供の胸より下にすることや、入れ物は取手のついたものにするだけで、片付けやすさはぐっと変わります。
『片付けなさい』の一言よりも、片付ける環境を整え、仕組み作りをすることで子供の行動が変わるのです。
はじめは大変ですが一度やってみると、毎日のストレスがなくなりますので、ぜひお試しくださいね。
4、子供自身に選択させる
『片付けて』の言葉が届かない時は、子供にどっちが良いか選択させます。
例えば、
- ブロックとおままごと、どっちを先に片付ける?
- あと何分遊んだら片付ける?
- ご飯を食べる前と後、いつ片付ける?
子供自身が決めた約束は、守るように伝えることも大切です。
質問する時はイライラせず、ご自身の余裕のある時がおすすめです。自分の心に余裕のある時に聞いてあげることも、子供との関係を作っていく上でとても大切ですよ。
5、時にはゲーム感覚でお片付け
時には一緒に楽しみながら、お片付けをしましょう。
ママと一緒によーいどんで、お片付けをスタートし競争をするのも良いですよね!
勝ったら好きなおやつを出してあげたり、いつもより多めに出してあげるのも喜びますよ!
子供の競争心を刺激して楽しむことを忘れずに、お片付けを身に付けさせたいですね!
6、繰り返し片付けの良さ・楽しさを伝える
最後は繰り返しお片付けの楽しさや、片付けることで素敵な効果があることを繰り返し伝えていきましょう。
片付けは一度言ったからといって、すぐに身に付くものではありません。
でも繰り返し続けることで、歯磨きのようにやらないと気持ち悪いと思うくらい、習慣化できると片付けが当たり前になります。
小さなことで大丈夫です。できることからぜひ取り掛かってくださいね。
片づけられない子どもの親に共通するNG言動
- おもちゃを捨てようとする
- 収納を完璧にしようとする
いつまでも片付けないとイライラしてきて「片付けないなら捨てるよ」と脅してしまいがち。
しかしその言葉に即効性はあっても、片付けに対するマイナスなイメージがついてしまい、なかなか積極的に片付けをしようとしない傾向を作ってしまいます。
できれば子供が自ら片付けがしたくなるような、声かけが好ましいです。
また収納のルールをきっちりと決めて、完璧にしようとするのもNG。
子供が片付けやすいように、年齢に合った収納方法を選択しましょう。
誰でも楽しく片付けを学ぶ方法&グッズ!!
最近では、親も子供も楽しく片付けに取り組めるように、様々なグッズが発売されています。
注目のお片づけグッズについて、紹介します。
おかたづけ大すき BOOK&TOY(楽天市場)
出典:楽天市場
本とおもちゃを一緒に片付けることのできる、収納ラックです。
まだ小さい子供でも、片付けやすいディスプレイ式が嬉しいポイント。
ブロックマット(Amazon)
出典:Amazon
きちんと片付けをしても、取りこぼしがちなのがブロックなどのおもちゃですよね。
そんなおもちゃを専用に収納するのが、ブロックマットです。
遊び時にマットを広げ、片付ける時にはマットごと入れればいいので、簡単です。
ミニカー収納(TOWER)
出典:楽天市場
ディスプレイ式にミニカーを収納できる、専用の収納ラックです。
棚には白線がついているので、車を駐車させる感覚で、ミニカーをしまうことができます。
まとめ
子供が片付けられないと悩んでいる解決の見つかりましたでしょうか。
片付けを身に着けることで、これからの生活が良くなるメリットしかありません!
まずはどうして片付かないのか見直していただき、片付けのコツを実践してみましょう。