近年社会問題となっているゴミ屋敷。実はゴミ屋敷に暮らしている子供というのも一定数存在しています。

では、ゴミ屋敷で暮らすことは子供にどのような影響を与えるのでしょうか。

今回は、ゴミ屋敷が子供に与える影響についてご紹介していきたいと思います。

 

子供がいるのにどうしてゴミ屋敷になってしまうの?

まずはじめに、どうして子供がいるのにゴミ屋敷になってしまうのか、その原因を探っていきたいと思います。

忙しくて片付ける時間がない

子供がいる家庭がゴミ屋敷になってしまうと言われていますが、それはなぜだか分かりますか?

子供の世話が忙しいため、家の片付けにまで時間を費やすことができないからです。

例えば、子供がまだ小さく、四六時中お世話をしなければならないという状況であれば、本人は自分の時間さえもないまま育児に奮闘しているでしょう。

つまり、忙しいあまり、家の片付けを行う時間がないと言えます。

あるいは、仕事をしていて忙しく、帰宅しても子供の夕食、洗濯などの毎日のルーティンに疲れ果て、片付けることをやめてしまうこともあるかもしれません。

このように、子供がいるにも関わらず、ゴミ屋敷となってしまう背景には、日々の育児や仕事を両立するあまり、忙しくて片付ける時間がないことも原因のひとつだということが分かります。

精神的な疾患を抱えている

子供がいるにも関わらず、家がゴミ屋敷になってしまうのは、住人である母親が精神的な疾患を抱えている可能性があります。

これは、育児ストレスなどによってうつ病を発症した、あるいは、自分自身にまったく興味がなくなるセルフネグレクトの状態に陥っていると言えるでしょう。

その他にも、片付けを苦手としているADHDであるなど、何らかの精神的な病気を患っていることもあります。

このように、子供がいる家庭がゴミ屋敷化してしまうのは、母親が精神的な疾患を抱えている場合が多いと言えるでしょう。

少しでもゴミ屋敷を改善し、母親や子供が健全な生活を送ることができるよう、早々に片付けを行うことが大切です。

ゴミ屋敷を放置することで、より精神疾患が悪化することもあるため、早急な対応が必要です。

孤独からゴミを溜め込んでしまう

子供がいる家庭でありながらゴミ屋敷になってしまう家庭とは、ゴミ屋敷の住人が周囲の人から孤立し、孤独を感じていることでゴミを溜め込んでしまっている可能性があります。

これは、人と上手にコミュニケーションを取ることができず、子供からも相手にされなくなり、常に孤独を感じるようになるためです。

例えば、あまりにゴミを捨てない両親に対し、呆れ果ててしまう子供もいるでしょう。

あるいはゴミ屋敷に生まれたことを後悔する子供から突き放されてしまうこともあるかもしれません。

このように、子供からも冷たくされることでより一層孤独を感じてしまい、寂しさからゴミを溜め込んでしまうのです。

このケースは、ゴミ屋敷を片付け、家族間のコミュニケーションを上手に行えるようにすれば改善される可能性があります。

そのため、早々にゴミ屋敷からゴミを撤去し、片付けることが大切です。

 

ゴミ屋敷が子供に与える影響は?

ここでは、ゴミ屋敷が子供に与える影響をご紹介します。

ものを大事にすることができない

ゴミ屋敷に住む子供は、ものを大事にすることができない傾向にあります。

これは、普段からゴミが家の中に散乱しているため、どれが必要なものでどれが不要なものなのか、大切なものの判断や区別がつかなくなってしまうからです。

例えば、ゴミの中に学校に提出しなければならない手紙があっても、ひとたびゴミの中に紛れてしまえばそれは大切なものの扱いではなくなってしまいます。

また、本当に自分が大事にしているものがあっても、ゴミ屋敷の中で見るとそれさえもゴミに見えてしまい、扱い方も雑になってしまいます。

このように、ゴミ屋敷で暮らす子供は、もので溢れたゴミ屋敷の中にある大切なものさえ乱暴な扱いをしてしまうなど、ものの大切さを知らないまま育ってしまうのです。

それを防ぐためにも、早々にゴミ屋敷の片付けを行い、健全な生活環境に変えることが大切です。

ゴミ屋敷にいる虫による虫刺されがひどい

ゴミ屋敷に住む子供は、虫による虫刺されがひどく、皮膚状態が悪くなるなど健康被害を被っています。

これは、ゴミ屋敷の中のゴミに害虫や害獣が集まり、私たちの身体に悪影響を与えるからです。

例えば、ゴミ屋敷の中に溜まったゴミにゴキブリやダニなどの害虫が集まり、それらを餌にネズミなどの害獣が集まってきます。

さらに、害獣がゴミ屋敷の中に糞尿をすることで、そこからウイルス感染を引き起こしてしまうでしょう。

また、チリやホコリによってアレルギー症状が見られるなど、私たちの身体に健康被害を及ぼすようになります。

このように、ゴミ屋敷に住む子供は、害虫による虫刺されがひどく、害虫や害獣による健康被害を受けていると言えるでしょう。

集中力が養われない

ゴミ屋敷に住む子供は、家の中が常に散らかった状態で整理整頓がなされていないため、日常的に集中力を養うことができません

これは、いつも周囲を気にしていなければならないからです。

例えば、学校の宿題を行おうと思っても、教科書やノートを広げるスペースもなく、物の上に置いて宿題をしなければならないということが繰り返されます。

また、教科書やノートを開いても、目に飛び込んでくるものの中に遊び道具があれば、そちらへ気持ちが向いてしまうこともあるでしょう。

さらに、ひとつのことを成し遂げる集中力が保てなくなり、そもそもの学校の宿題を行うことができなくなってしまうのです。

このように、ゴミ屋敷に住む子供は、家の中がゴミで溢れていることで集中力を養うことができずに育ってしまうと言えるでしょう。

ものを踏まないように下を見て歩くので猫背になりやすい

ゴミ屋敷に住む子供に見られることは、姿勢が悪く猫背の子供が多い傾向にあります。

これは、いつも家の中のゴミを踏まないよう生活しているため、下を見てばかりなので姿勢を正す癖がなくなってしまうからです。

例えば、散乱したゴミの中には踏むと痛いものもあるでしょう。

そのようなものを踏んで痛い思いをしたことがあれば、それを教訓に、歩く時は踏んで痛いと思うものを避けようと必然的に目線が地面を向くようになります。

それと同時に背中が丸まる猫背になってしまう傾向にあります。

このように、ゴミ屋敷に住む子供は、ものを踏まないよう、散乱した床でもうまく歩けるようにいつも下を向き、猫背になる子供がたくさん見られると言えるでしょう。

猫背になると内臓に負担がかかり、肥満を招くこともあるため十分注意が必要です。

物忘れがひどい

ゴミ屋敷の中で生活している子供は、物忘れや持ち物の忘れ物も多い傾向にあります。

これは、普段から家の中にゴミが散乱しているだけではなく、自身の持ち物や学用品が散乱しているため、どれが必要であるかがわからなくなっているからです。

例えば、整理整頓さえできていれば、翌日の持ち物を忘れることもありません。

また、学校へ持って行かなければならないと分かっていても、つい忘れてしまうなど物忘れも目立つようになります。

このように、ゴミ屋敷の中に住む子供は、あまりに物が散乱した中で生活をしているため、自分にとって必要なものがどれなのかさえ分からず、忘れ物をしたり物忘れもひどくなってしまうと言えるでしょう。

子供の健全な発育のためにも、早急にゴミ屋敷の片付けを行う必要があります。

段取りが悪い

子供は日常生活の中でも整理整頓が苦手な子供が大半です。

また、準備することを億劫に感じる子供も少なくありません。

特にゴミ屋敷で生活する子供は、準備したり整理整頓ができないなど、物事に対する段取りが悪い傾向にあります。

これは、普段からゴミとともに生活をしているため、何かを準備する時でも、必要なものをゴミの中から探すことになり、計画通りの時間配分ができず予定していた以上に時間ばかりが経過するなど、段取りの悪さが目立ちます。

また、短時間しかもたない集中力の中で、どれだけ自分が効率よく行動し、準備や整理整頓を行うかなど、考える力や行動力などの訓練が実践される環境ではありません。

その結果、要領の悪い子供に成長してしまうと言えるでしょう。

洋服が薄汚れている

ゴミ屋敷で生活をする子供は、洋服が薄汚れている子が大半です。

これは、ゴミ屋敷で暮らすがゆえ、何日も洗濯を行わず、汚れた服を着る毎日、あるいは放置しすぎて汚れが落ちなくなったため、薄汚れていることがあると考えられるためです。

例えば、夏場は特に汗をかき、Tシャツや下着などは汗を吸って不衛生な状態となっています。

それを洗濯しないまま放置することでニオイの原因となり、いざ洗濯しても汚れがきれいに落ちないこともあるでしょう。

また、靴下が片方しかないなど、ゴミ屋敷の中に埋もれてしまい、洗濯することなく、なくなってしまうこともあるかもしれません。

このように、ゴミ屋敷で暮らす子供は、毎日洗濯してもらえない服を着続けることで、洋服が薄汚れている傾向にあると言えるでしょう。

友達ができない

ゴミ屋敷で生活している子供には、友達ができない傾向にあります。

これは、ゴミ屋敷の中で毎日暮らしているため、ゴミから出る悪臭が洋服にしみこみ、学校でそのニオイを発することで友達が近付いて来なくなるからです。

また、悪い噂を立てられてしまい、いじめにあうことも考えられます。

例えば、一般的には小学生や中学生になると、子供の友達が家に遊びに来たり、友達の家に遊びに行ったりを繰り返すことがあるでしょう。

しかし、ゴミ屋敷に一歩足を踏み入れた友達は、あまりのひどさに衝撃を受け、自分の親に話をすることもあるでしょう。

その結果、ゴミ屋敷に住む子供との関わりを禁止するなど、より友達を作ることができなくなってしまうと言えます。

このように、ゴミ屋敷に暮らす子供は、周囲からの悪評によって友達ができず、孤立してしまいます。

学力が低下する

ゴミ屋敷に暮らす子供は、必然的に学力の低下が見られます。

これは、ゴミが散乱した中で勉強することができず、気が散ってしまうからです。

例えば、学校の宿題を行うためにゴミをのけ、あいたスペースに教科書や問題集、ノートを開くも、視界に入ってくるゴミの中に気になるものがあれば、それらが気になって宿題さえもスムーズに進まなくなります。

そのような状況の中では、学習塾に通うもその宿題さえも思うように行えないと言えるでしょう。

このように、ゴミ屋敷で生活する子供は、集中して勉強できる環境が整っておらず、学力が低下し、成績も悪くなることが分かります。

学力の低下から自分に自信のない子供に成長してしまい、後に同じゴミ屋敷に暮らす大人になってしまうかもしれません。

大人になってからも影響が

ゴミ屋敷に暮らす子供は、大人になってからも日常生活や社会生活においても大きな影響があります。

これは、小さい頃からゴミ屋敷の中で生活しているため、一般的な普通の状態が分からず、社会生活が送れるような知識や技術も乏しくなってしまったからです。

例えば、子供の頃に養っておかなければならなかった知識を十分に得ることができなかったということもあるでしょう。

さらに、ゴミ屋敷に友達を招き入れることができず、人とコミュニケーションを取れないまま大人になってしまったために、一般常識的な社会生活を送れなくなってしまうなど悪影響が及ぶかもしれません。

このように、ゴミ屋敷に暮らす子供は、大人になってからも生活する上で何らかの支障や影響が及ぶことになると言えます。

 

まとめ

今回はゴミ屋敷が子供に与える影響についてご紹介しました。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。